さて、今回は日本とブラジルの食文化の違いに迫ってみたいと思います。
先日、機会がありまして、初めての沖縄旅行に行ってきました!なんと、国内線も初体験😅。 日本には25年以上住んでいるのに、これまで沖縄に行く機会も国内線に乗る機会もありませんでした・・・
天気は曇りで少し肌寒かったため、残念ながら海水浴はできませんでしたが、美しい海に圧倒され😭、そして沖縄料理の味や新鮮な空気を楽しんで、元気を取り戻しました!!
沖縄といっても、今回行ったのは、沖縄本島ではなく、石垣島。そして石垣島近くの離島めぐり。そんな離島を散策していると、住宅の表札が目に止まり、そこには見覚えのある苗字が多数・・・・・。例えば「島袋さん」。例えば「大島さん」など 実は、私の地元サントスには沖縄県出身の移民者が多く、今でも「サントス日本人会」と「沖縄県人会」が別々存在しているぐらい、沖縄県をルーツとされている方が多いのですが、その方々と同じお名前を何件も目にすることができました。ブラジル社会の中で沖縄からの日系移民が2番目に多いのですが、戦後に限ると、移民者数は沖縄が断トツで多いとされています。
新規生徒様 募集中
県人会の方々は、自分たちのルーツや伝統を守り続けており、敬老会などでは「senhoras(女性)」たちが民謡を踊る姿を見ることもできます。沖縄で耳にした音楽も、なんとなく懐かしい響きでした。ブラジル出身の私が、沖縄に行き昔を懐かしむ、というのも考えてみれば面白いことですよね。これも、ブラジルに渡った方々が、それぞれの出身地の伝統を守り続けてくれているお陰なんですよね。
そんな沖縄で、現地の方とお話しする機会があったのですが、いくつか現地の食文化に触れることができました。例えば、「この島では、魚はお店に売っていない。車を所有する感覚で船を所有している家庭が多く、お魚が食べたければ船で釣りに行き、新鮮なうちに刺身で食べる!」とか、「イノシシ狩をして、フレッシュなイノシシの刺身を皮付き(毛はないそうです)で食べいる。」などなど。大自然に囲まれていると、生活スタイルもだいぶ異なりますし、イノシシでも新鮮なうちに食べれるので、生でもいけちゃうのでしょうね。 お刺身については、今となってはブラジルでも食べる方が増えましたが、それでも生食はつい最近のことです。でもお肉の刺身については、かなりの抵抗感がありますね(私が子供のころは、お魚のお刺身を食べることに対しても、相当な違和感をもたれていました)。ブラジル人に日本には、馬刺しや鳥刺しがあると言うと、大変おどろかれます😅。もちろん食べて、好まれる方もいるとは思いますが、一般的ではないと思います。
日本で人気のシュラスコも、日本ではだいぶレアな焼き方ですね。ブラジル人同士でシュラスコを食べに行くと、ブラジル料理とはいえ、日本では日本人好みの焼き方になるよね〜という会話になります。もちろんウエルダンは、お肉が硬くなってしまいますが、日本のシュラスカリアに行くと生に近い肉が出て来くるので、もっと火を通してくださいとお願いするブラジル人は、決して少なくありません。
一方のブラジルでは、シュラスコを食べに行くと父親が「mal passado」(レアの焼き加減)と、よくお願いしていた記憶があります・・・。
また、ブラジル人の多くは「comidas exóticas」、日本語で言うと少し変わった料理に抵抗がある方は少なくありません。
例えば「miúdos」
「miúdos」と言うのは「内臓系」なのですが、ブラジルでは「miúdos」は捨てる事が多く(地域によりますが)、好んで食べる方は少ないと思います。日本では「miúdos」は結構人気がありますよね。 しかし一部の地域では牛や豚の内臓系の料理は大変人気です(dobradinha・mocotó・bife de fígado・sarapatelなど)。サンパウロでも上記の料理が食べられますが、個人差が目立ちますね。
また焼き鳥。昔からサンパウロにもあり、味付けが抜群なので、かなりの高評価となっていますが、鳥のどこの部分を知らずに食べている方が多くいます。先日ブラジル人の友達とそのお話をしていて、「かしら」・「ぼんじり」・「せせり」を分からずに食べていたよね😅。でも「頭」・「お尻」・「首」と書いてあったら、食べる?と質問すると、答えは「・・・・・(゚Д゚;)」でした😅。(もちろん好みもあるので、個人差はあります!!)
私も、日本に長く住んでいますが、まだまだ知らない事が多く、食べず嫌いなところもあるかもしれません。少し、チャレンジ精神が足りないのかも知れませんが・・・・でも、無理なものは、やっぱり無理ですね・・・・😅
\ブログランキング投票ボタンです↓↓ 応援よろしくお願いします。/
新たなイベント情報、ブラジル国内のニュース解説、ポルトガル語のワンポイントレッスン、お得なクーポンなどを無料で1/月を標準として配信しております。
メールマガジンの配信を希望される方は、メールアドレスを登録してください。
↓ メルマガのサンプル(メルマガNo2)はこちらから ↓
Comments