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ブラジルの生活・習慣〜コーヒーへのこだわり

更新日:2023年11月12日

Oi gente!!!! Tudo bem?


コロナ禍の影響でテレワークが世界中で一気に加速しましたね。でもテレワークをするためには、意外と高い集中力が必要だと感じています。集中力を高めるために、コーヒーを飲まれる方が増えたのではないのでしょうか?

私は確実に増えました。カフェインが入っているので、しばらくは控えていたのですが、今は1日に3杯は飲みます。


コーヒーといえばブラジルを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。でも、意外とブラジルとコーヒーの関係については知られていないように感じます。


ブラジルでコーヒーの生産が開始されたのは今から200年ほど前の18世紀後半から19世紀初頭にかけてですが、その後、ブラジルのコーヒー生産量は急速に伸びていきます。ブラジルがコーヒー栽培に適した気候と土地に恵まれていたことが、その大きな要因とみられています。実は、世界には「コーヒーベルト」というコーヒーの生産に適した地域を指す言葉もあるんですが、ブラジルはバッチリ、この地域に入っています。


また気候以外にも、ブラジル政府がコーヒー産業の発展を支援するとともに、多くの移民がブラジルに移り住み、労働力不足を解消できたことも、高い生産量の要因と考えられています。その結果、20世紀初頭には世界のコーヒー生産の実に約75%を占めるまでに成長しました。

現在は、当時ほどの生産シェアはありませんが(今は約35%程度)、それでも、ブラジルは世界最大のコーヒー生産国であり、引き続き高品質なコーヒー豆を生産しています。ブラジルのコーヒーは、甘く豊かな風味が特徴で、世界中で愛されていますね😀


ポルトガル語のレッスンでも、よくコーヒーのお話をします。コーヒー屋さんで「コーヒーをください」と注文する時に使うポルトガル語は、通常「Um cafezinho, por favor!」と習うのですが、ブラジル人が普段使う注文の仕方を紹介すると、生徒さんは一様に「えっ!そんな動詞を使うんだ〜!」と驚かれます😲。そんなブラジル人達にとって、コーヒーは生活の一部、なくてはならない存在です。


まず、飲む量ですが、ブラジルでは、コーヒーは水に次いで2番目によく飲まれる飲み物となっています。ブラジルコーヒー産業協会 (ABIC) によると、ブラジル人 1 人が年間に飲むコーヒーの量は、平均 5.4 kg とのこと。


一方、飲む量には地域差もあり、ブラジルの中で最もコーヒーが飲まれているのはサンパウロ地区、そしてその次がNORDESTE(北東)となっています。


因みに、銀行や美容院でコーヒーが出されることは珍しくないのですが、ブラジルの歯医者さんや診療所(consultorio medico)の待合室でもコーヒーが飲めるんですよ。

次にブラジル人のコーヒーへのこだわりを見てみましょう。


① 朝は必ずコーヒー 一杯

 1日の始まりをコーヒーで始める人たちが多いと思います。なんだか「よし!頑張ろう!」という気持ちになります。

 日本でも仕事へ行く前に、カフェでコーヒやモーニングセットを食べてから仕事へ行かれる方がおりますが、ブラジルでは、仕事に行く前に、パダリアに寄って、コーヒーとチーズパン又はコーヒーとパォンナシャッパ(pão na chapa=フランスパンにバターを塗って、鉄板で焼いたもの)を食べる方が少なくありません。家でコーヒーを飲むよりも美味しいと言う人もいます。


 この「パダリア」のオーナーは何故かポルトガル人(移民者)が多いのですが、それはさて置き、下のビデオで「バダリア」の雰囲気を感じてみてください。日本の喫茶店とはだいぶ異なる雰囲気だと思います。

動画の紹介コメント:どのように作られているかに関係なく、ブラジル人の朝食や一日中の食事のテーブルに欠かせないのは、温かいコーヒーです。世界コーヒーの日を祝うために、SBTのレポーターはパン屋さんへ行き、世界で最も消費されている飲み物の一つを味わいながらコメントしました。


② 入れたてのコーヒー

 ビデオでも、入れたてのコーヒーをじっくり味わうシーンがありましたが、ブラジルではガブガブ飲むより、一杯に勝負をかけるかのように、入れたてのコーヒーの香り・味を楽しみます。ただし味といっても、多くの人はコーヒーに砂糖を大量に入れるので、甘い味ですね・・・・・・。私はノンシュガーでコーヒーを飲むのが好きなのですが、そのことを友人に話すと、「人生は苦いのに・・なぜ苦いものも飲むの?」と冷たい返事が返ってきちゃいます・・・・😅  因みに、ブラジルのカフェへ行くとさまざまな砂糖が置いてあり、大量に入れる砂糖も好みによってまちまちです。  ・白砂糖  ・slim(ダイエットで使われる砂糖) ・黒砂糖 ・オーガニック砂糖 などなど・・・



 最近では、サンパウロに落ち着いた雰囲気のコーヒーショップが増えてきており、かなり人気で、週末になると4時間待ちだとか😓 それでも皆さん、入れたてのコーヒー飲みたさに、待っているようです。


③ インスタントコーヒーよりもコーヒー豆

 コーヒーの香りを楽しみたい人はコーヒーの豆を買って、家で挽きます。また、最近はカプセルで売られているコーヒーもあるので、それを購入する人も増えてます。日本でもカプセルコーヒーがだいぶ普及してきましたが、ショッピングモールにカプセルをリサイクルする箱が置いてあり、そこに使用済みカプセルを入れるようになっている点が日本と違いますね(ブラジル人は、思った以上にリサイクルへの関心が高い)。



最後に、私が好きなブラジルのコーヒーメーカーを紹介します。

  • Café Santa Mônica(品質にこだわった栽培方法と選別作業により実現した高品質なコーヒー豆です)

  • Intenso Orfeu(名前の通り、Intenso Orfeuは非常に濃厚で強烈な味わいが特徴です)

  • Grão Baggio Café (ブラジル南部のサンタカタリーナ州に本拠地を置くコーヒーロースターです)

  • Rei do Café (こちらは私の地元サントスで購入しました。深みのあるコクと香りが特徴で、とても美味しいです)

スーパーで売られているコーヒーもたくさんありますが、「Café Gourmet」と書いてあるのがおすすめです。より洗練された高品質のものです。

まぁ・・・格差が大きいブラジルでは「飲めればOK」という方も多いですが・・・・


最後に、YouTubeのご案内です。先日新たにビデオをアップしました。是非一度ご視聴ください。

 
 

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