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人との距離感/ブラジルと日本の違い

Oi gente! Tudo bem?

 

 今朝は、一気に気温が下がりましたね。東京は風も強く、天気もどんよりしていますが、今日も生徒さんたちと楽しくポルトガル語レッスンに取り組みました!


 先日、ある生徒さんが、ブラジルの方との距離感がつかめない、という話をされました。ハグをしようとしても、自分がとてもぎこちなく、身体が固まってしまって、うまくできないとのこと。また、結構ダイレクトに物事を言うので、ちょっと構えてしまう自分がいるとのことでした。

 確かに・・・・。


 私が来日した時に感じたのは、まったくその逆で、日本の方々との距離がなかなか詰まらない、物事をはっきり言わないので、何を考えているのかよくわからない、という印象でした。挨拶するときは、握手やハグではなく、お辞儀ですので、相手との距離が確保されていないと、頭がぶつかってしまう。この適度な距離感が、日本のコミュニケーションなのかと理解するまで、しばらく戸惑っている自分がいました。

 

 日本で暮らして、もう25年以上経つので、今はブラジル人に対してはブラジル人の距離感、日本人に対しては日本人の距離感がとれるようになり、苦労することはありませんが、結局は

Quando em Roma, aja como os romanos


 これは英語でいえば、When in Rome, do as the Romans do」、日本語では「郷に入っては郷に従え」となりますが、異なる文化圏に入ったら、とにかくその文化に自分を合わせる。それを繰り返していく中で、だんだん慣れていく、という事しかないのだろうと思います。


 でも、なぜこのような違いが起きているのかを知っているのと、知らないのとでは、異なる文化の受け止め方にも大きな違いが出ると思います。この違いは歴史的な背景や、地勢的な影響など、様々な要因があるわけですが、言語や表現の構造的な違いの中にも、少しそのヒントがあるので、今日はちょっとだけ紹介します!


 私が、日本の大学で勉強しているとき、先生から日本の文章は「起承転結」で書くのが一般的なんですよと言われ、言語の違いに似ているな~と感じました。ブラジルでも、「起承転結」の流れで文章を書くことはありますが、より一般的なのは欧米型のPREPです。これは英語の「Point, Reason, Example, Point」の頭文字をとったもので、日本語で言えば「結論、理由、例示、結論」という流れとなります。


 この流れでは、まずは結論を明確に示して、そのあとに、理由や理解を促進させるための例を提示し、最後にまた結論を言うことになります。「起承転結」では、最後まで話を聞かないと、結論が見えない、何が言いたいのかわからない、となってしまいますが、PREP型だと、まずはその人の主張が理解でき、なぜその主張に至ったのかをじっくり聞く、という流れになります。


 私が来日したての頃、日本の方々は物事をはっきり言わない、と感じたのは、話をしていても、なかなか結論を言ってくれないので、まどろっこしい・・・・という印象から来ていたものでした。一方で、生徒さんが感じる「結構ダイレクトに物事を言う」というのは、最初に結論をズバッと言っちゃうところから来ているのだろうと感じています。


 なぜ、「ブラジルでは結論を最初にズバッという傾向が強いのか」、についてもいろいろあるのですが、それはまたレッスンを通じてお伝えすることとして、今日は、その中でも言語に注目した違いを見ていきたいと思います。


 英語もポルトガル語もラテン語を起源としている言語ですが、文法構造は、SVO(Subject-Verb-Object)型(主語ー動詞ー目的語)となっています。一方の日本語は、SOV(Subject-Object-Verb)型(主語ー目的語ー動詞)となっていますよね。このVerbの位置が最初の方にあるのがポルトガル語、後ろの方にあるのが日本語です。ちょっとした順番の違いですが、皆さんどうでしょうか? なるほど~と思いません?


 SOV型の日本語では動詞が文の最後に位置するため、話の結論が最後に来ることが一般的ですよね。これにより、日本語の文章は情報を適切に導入し、最終的な結論や結びつけに向かって進む傾向が出てくるんですね。起承転結がまさにこの流れですよね。


 一方で、SVO型の英語やポルトガル語では、文の初めに動詞が位置するため、主張や結論が最初に提示されることが一般的です。これはPREP型の文章構造に似ていると思いませんか?結論を最初に示すことで、聞き手や読み手に対して明確な情報を提供することが求められるのが、欧米型のコミュニケーションなんですね。


 ブラジルでは、「encher linguiça」という表現がよく使われます。これは、直訳すると「ソーセージをつめる」となるのですが、会話や文章において、冗長で余計な言葉を使ったり、要点がはっきりしないままに話を進め、結局何を言いたいのかわからないような話しぶりを指す表現として使われています。


 こうやって違いを見てみると、日本人は結論をいきなり言うのではなく、様々な関連情報を整理して伝えていく中で、一定の距離感を保ちながら、最後に結論を言うという表現を好むのだろうな~となるわけです(少なくとも私はそのような理解で、ブラジル人と日本人とのコミュニケーションを使い分けている感じです)。


 このように、言語構造の差異が文章構造やコミュニケーションスタイルにも影響を与えているといったことを知っていると、異なる文化圏での生活に、より親しみを持つようになれるのではないでしょうか。


 最後に、ポルトガル語を学びたい、更に磨きたい!という方へのお知らせです。コミュニケーションは、言語を知っているだけでは十分とは言えません。その国の文化や人々の習慣の違い、その背景を理解して、初めて真のコミュニケーションが成り立ちます。H&Aポルトガル語教室では、日本とブラジルの文化的な違いなどに注目しながら、楽しくレッスンをしています。ご興味のある方は是非下👇の動画(26秒)をご覧の上、無料体験レッスンをお申し込み下さい。

文化の違いを理解し、真のコミュニケーション スキルを磨きます⤴️


👇こちらの動画も是非ご覧ください(57秒)。

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