Oi gente!!!! Tudo bem?
今回のテーマは車の燃料として注目が集まる「エタノール」についてですが、本題に入る前に、ポルトガル語にご興味がある方は、是非下👇の動画(57秒)をご覧ください。
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さて、本題に入ります。
最近健康を維持するため、毎日5キロ歩くようにしています。本当はランニングもしたいのですが、最初から無理すると続かないので・・・
都内に住んでいると、交通の便が良いので車を使うことはほとんどなく、歩く機会は比較的多かったのですが、歩く距離を増やしています!元々運転が好きではないのも理由ですが・・・・😅
でも、広い広いブラジルでは車がないと大変です😓。特にサンパウロ市内は完全に車社会です。

ブラジルに住んでいた頃、車がないと不便で、車を使うことが当たり前だと感じ、自らも運転をしていましたが、日本で運転しない状態が長く続き、完全なペーパードライバーになった今となっては、ブラジルで運転など、とてもとても無理・・・💦💦
時々ブラジルに行った際は、友達や親戚のサポートに頼りきりの状態です。感謝感謝です💕ありがたい!!
そんな車社会のブラジルには、当然あちらこちらにガソリンスタンドがあります。
よくブラジルにいる生徒さんから、ブラジルにはよく
・ガソリンスタンド
・薬局
・パダリーア兼ねてランショネッチ(パン屋さんと軽食やさん)
がありますね〜。と、言われますが😊、本当に至る所にあります。
でも最近、日本と同じく、ガソリンの価格が目の玉が飛び出るぐらい高くなっています。世界中、同じ状態ですね・・・・・😭
そこで最近注目が集まっているのが、エタノールというバイオ燃料です。ブラジルでは、私が小さい頃からエタノール燃料が一つの選択肢になっていて、今は亡き父親も、生前使っていた記憶があります。

このエタノールですが、地球温暖化対策としても注目をされているので、聞かれたことがあるかもしれませんが、ブラジルでは、主にフレックス燃料車(Veículo Flex Fuelと言われるもので、異なる種類の燃料を使用できる自動車のことです)において、ガソリンの代替として広く使用されているバイオ燃料です。
この燃料は、サトウキビを原料としていて、発酵と蒸留のプロセスを経て製造されているのですが、 ブラジルの良好な気候条件と大規模生産のために開発されたインフラによって、世界最大規模の生産量を誇るまでに至っているんですよ。サトウキビが成長する過程で、二酸化炭素を吸収してくれるので、温室効果ガス排出量の削減に役立つため、世界中から注目を集めています。

エタノールは持続可能なエネルギーとして注目されているわけですが、色々調べて、以下のように整理してみました(夏休みの自由研究!!)
再生可能性: エタノールはトウモロコシ、サトウキビ、バイオマスなどの再生可能な資源から生産されるため、化石燃料と比べて持続可能
排出量の削減: エタノールはガソリンに比べて燃焼時の二酸化炭素 (CO2) 排出量が少ないため、温室効果ガス排出量の削減に貢献
生分解性: 漏れや流出が発生した場合でも、エタノールは生分解性があり、石油製品よりも環境への害が少ない。
低毒性: エタノールはガソリンに含まれる多くの化学物質よりも毒性が低いため、取り扱いと保管の安全性が向上
経済発展: サトウキビなどの作物からのエタノールの生産は雇用を生み出し、農村部の経済発展に貢献
エネルギー源の多様化: エタノールの使用はエネルギー源を多様化し、石油への依存を減らし、エネルギー安全保障を高める。
進化する技術: 現在進行中の研究により効率とエタノール生産が向上しており、将来的にはより現実的な選択肢となる。
フレックス燃料エンジンの互換性: 現在、多くの車両はガソリンとエタノール (フレックス燃料) で走行できるように設計されており、消費者に燃料の選択肢が広がる。
ただし、エタノールの責任ある使用には、原材料の生産における土地と水の持続可能な利用や世界のエネルギーバランスの評価など、環境的、社会的、経済的考慮が必要であることに注意することが重要
なるほど〜!
でもエタノールを燃料とする自動車には、ガソリンまたはディーゼル燃料を燃料とする自動車と比較していくつかの欠点もあるようです。 エタノールの使用によるマイナス面は次のとおりです。
エネルギー効率の低下: エタノールはガソリンやディーゼルに比べてエネルギー密度が低いため、同じ距離を移動するのにより多くの燃料が必要となり、車両の効率が低下する可能性がある。
航続距離が短い: エネルギー効率が低いため、エタノール車は一般にガソリン車に比べて燃料タンクあたりの航続距離が短くなる。
給油所の減少:地域によってはエタノール給油インフラが限られているため、特に地方ではエタノールを提供する給油所を見つけるのが困難になる場合がある。
エンジンの摩耗: エタノールはガスケットやゴムホースなどの特定のエンジン部品を腐食させる可能性があり、車両がエタノールで走行するように設計されていない場合、これらの部品の摩耗が早まる可能性がある。
価格変動: エタノールの価格は、サトウキビの収穫やバイオ燃料を奨励する政府の政策などの要因により大幅に変動する可能性があり、エタノール車の運行コストは予測しにくくなる。
コールドスタート(車のエンジンが冷たい状態から始動すること)がより困難: エタノールはガソリンよりも引火点が高いため、コールドスタートが困難になる可能性がある。
何でもそうですが、プラス面がある一方で、マイナス面もあるんですね。それらのことを総合的に考えて、上手に使っていくことが大切ですよね。
でも、こんなご時世ですのでフレックス カーの人気は確実に高まっています。ブラジルのフレックス燃料車は、アルコール 100% からガソリン 100% までのあらゆる混合割合にすでに適合しています。
広大な土地と、恵まれた気候をうまく使ったエタノール燃料は、ブラジルの新たな強さになりますね。日本の国土や気候ではなかなか真似できない特徴ですが、このような分野でも日本の技術とブラジルの特徴をうまく組み合わせて、持続可能な社会を実現できるといいですよね!!
最後に、👇こちらの動画も是非ご覧ください。
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