Oi gente!!!! Tudo bem?
皆さんこんにちは。今日は、ブラジルと日本の文化において、目上の方に対する態度について、その違いを見ていきたいと思います。
ブラジル人と接したことがある方は、直感的にわかると思いますが、ブラジル人は目上の方に対しても、と~てもフレンドリー!!職場や学校などにおいても、年齢や立場の違いを比較的軽視し、個人の魅力や人間性を重要視します。日本との大きな違いを挙げるとすれば、以下の2つかな、と思います。
身体的な接触:ブラジル文化では、挨拶の一環として抱擁や頬へのキスが一般的です。これは、目上の方に対しても行われます。
フレンドリーな態度:ブラジル文化での人間関係は、日本の上下関係とは異なり、比較的フラットなので、目上の方に対しても比較的フレンドリーな態度が取られます。
生徒さんからは、よく日本語の敬語のようなものはありますか?と聞かれるのですが、一応はあるけれども、日本語のような複雑なものではない、というのが答えになります。
また、目上の方だからと言って、硬い表現を使ってしまうと、なんか距離をとろうとしている、もしくは避けられている・・・と受け取られてしまいがちなので、注意が必要です。ですので、相手を呼ぶ時も、目上であっても普通に名前を呼び捨てにすることも一般的です。
ブラジルで育った私にとって、日本語の敬語は、本当に難しい・・・・・。漢字を覚えるのも大変でしたが、フレンドリーに接しようとする頭とは裏腹に、敬語を適切に使うというのは、本当に大変で、今でも格闘しています・・・・・💦
ブラジルで目上の方と接する際のポイントを、あえて挙げるとすれば、次の3点になります。
Senhor/ Senhora (英語のMr./Ms.)
ポルトガル語には、敬語の一形態として 名前の前に、Senhor/ Senhora をつけることがあります。ただし、日本語の「さん」のように、毎回使うという事は珍しく、初対面の時に使ったり、手紙を書く際に使ったりと、使う場面は限定的です。普通は、一回会うと、自分のことを〇〇(例えばNatalia)と呼んで、となるので、その後はSenhor/ Senhoraを使うことはなくなります。
Títulos de Respeito (敬意の称号)
日本でも、先生のことを「〇〇さん」とは言わず、「〇〇先生」と呼びますが、ブラジルでもそこは同じで、相手の職業や地位に基づいて敬意を表す称号を使用することがあります。例えば、医師に対して "Doutor"、教師に対して "Professor"といった具体的な称号を使用します。
Polidez (礼儀正しさ)
英語でも日本語でも、Can I take this? (これ取ってもいい?)よりもCould I take this? (これを取ってもよいですか?)という感じで、丁寧な言い回しがありますが、ポルトガル語も同じように、目上の方、お客様、年配の方に対しては、言い回しに気を付ける必要があります。
ブラジルと日本は異なる文化的背景を持ち、目上の方に対する態度においても顕著な違いがありますが、大切なのは相手の文化を尊重し、適切な態度を取ることだと思います。国際的なコミュニケーションにおいては、異なる文化に適応することが、何よりも大切ですね。
最後に、ポルトガル語を学びたい、更に磨きたい!という方へのお知らせです。コミュニケーションは、言語を知っているだけでは十分とは言えません。相手の文化を理解し尊重することが、異なる文化間での円滑なコミュニケーションの鍵です。
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